2010.04.19(Mon) 9:17 PM
HCDセミナー開催
先日「WEB制作者のためのHCDの理解in名古屋」
というセミナーを開催致しました。
HCDって何?
と思われる方も多いと思いますが、Human Centered Design=人間中心設計の略です。
つまり、人間を中心とした設計なんです!←そのまんま。
WEBを構築する際に「どこがいい」とか「ココが悪い」とかいろんな意見が出てきますが
そのサイトを閲覧するべきユーザーにとって一番使いやすいWEBとはどんなんだろう?
というようなことを考慮してサイト構築をしていきます。
ただし、基本的な考え方はWEBだけに限ったお話ではない。
デザインと言うアウトプットのベースに人間中心設計と言う思考と方法を用います。
まだまだ勉強中なHCDですが、僕なりにHCDを解釈してみる。
僕は常々「自分の常識は他人の非常識」と思っています。
他人と自分は全く別の生き物。
だから思考回路も違えばモノの見方や捉え方も全然違う。
同じものを同じ環境で同時に見たり聞いたりしても、
その捉え方は人によって全然違う、と思っています。
もちろん生きてきた過程で学んできた事も経験してきた事も違う。
だから他人と話す時や、デザインをするとき、
自分が「こう」だと思い込んでいる事がすごく危険な時がある。
僕の中ではものすごく「常識」な事なんだけど、
他人から見るとそれは恐ろしく「非常識」な事もある。
いや、むしろ「自分の常識は他人の非常識」なんだ
と思っていた方が正しいのではないかとさえ思っている。
今回学んだHCDというのは、
つまりはそう言う事なんじゃないかなと思っている。
デザイナーやある特定の人間で「これがいい」とか「アレがダメ」とか意見が出る。
それって、実は「経験」と言うオブラートに包まれた
主観に満ちあふれた意見なんじゃないか?
デザイナーの「常識」はユーザーから見ると全く「非常識」なんじゃないか?
まずはそれを認めて、自分とは違う多くの人間が
どのように物事を捉えるのかを見極めながらデザインを詰めていく必要がある。
まさにこれがHCDの基本的な「キモ」ではないかと思う。
まだまだ勉強を始めたばかりで、学ぶ事がとても面白い内容である。
ウチのスタッフも数人一緒に学んだ。
彼らがこのセミナーで何を見て、どう感じて、
自分の中でどんな形で落とし込むのか楽しみだ。
今回このようなセミナーを開催するに至った経緯は、
数ヶ月前トライデントコンピュータ専門学校で開催された
HCD関連のワークショップに参加したのがきっかけでした。
とても刺激を受けた川澄が
「このセミナーをぜひ名古屋の多くのクリエイターに受けてほしい」
そう吠えたのがきっかけでした。
早速浅野先生にコンタクトをとり、
浅野先生からも「定期的にやってみては?」とご提案を頂き、
トライデントコンピュータ専門学校の河口先生にもご協力頂く事になり、
学生さんたちにも当日の運営をお手伝いしてもらったり…
とても多くの皆さんに支えられて開催できたセミナー。
スタッフ数名で行われた前夜祭、講義にワークショップ、懇親会、二次会と
とても楽しい楽しい日でした。
このセミナーは計5回のセミナーで、
今回第1回目を終え、次回二回目は5月8日。
今度は教室を飛び出して街中を駆け回るフィールドワーク。
街中で拾い集めてきた情報をチームで話し合いながらコトを進めていきます。
想像しただけで楽しそうです。
興味がございましたら、弊社の案内ページをごらんください。
Twitterでもハッシュタグ#hcd_ngoでご案内致します。
しかし、ホントに楽しかった。
2010.04.04(Sun) 3:34 PM
プリズン・ブレイクから考える経営者像
最近、海外ドラマをよく観ます。
今ハマっているのはロスト。
シーズン5もそろそろ見終わるのですが、現地ではシーズン6をやっているとか。
しかも僕の好きな真田広之さんも出演しているらしく、
シーズン6を観るのが楽しみだったりします。
で、つい先日観終わったのが「プリズン・ブレイク」。
シーズン1は完璧。
シーズン2は脱獄者たちの心理を突いた違う脱獄者の姿が楽しめる。
そしてシーズン3で再び脱獄の話になり、シーズン4ではもはや脱獄とは無縁のお話。
1話もののファイナル・ブレイクも脱獄のお話ではあるものの…。
ま、簡単に説明するとこんな流れのドラマではあるが
主人公のマイケルに素晴らしき経営者像、リーダー像をみることができた。
僕が彼から学んだ事。
それはリスクマネジメントだ。
計画を達成するためには断固とした目標の設定と念密な計画が必要である。
そして想いや信念も必要となる。
自分で言うのもおかしいかもしれないが、目標設定とある程度の計画性、行動力
そして想いや信念はそれなりに自分で持っていると思う。
しかし、それだけでは足りなかった事をプリズンブレイクのマイケルから教わった。
つまり目標達成のためには様々な事態を想定して
その想定全てに対して先に手を打つのである。
例えば僕の場合、目標を立てて達成へ向けた計画を立ててそれを1つ1つ実行していく。
もちろん成功のイメージを強烈に頭の中に描き、
そこへ到達できるようにイメージと行動を合わせていく。
しかし予測もしていなかった事態が発生すると、
そこからバタバタとして計画を練り直したり、調整したりとする事がままある。
プリズン・ブレイクのマイケルは違う。
あるゆる事態を先に想定して、先手を打っているのである。
この計画がうまくいかなかった場合、このような邪魔が入った場合、
こんなミスが発生してしまった場合、こんなことも恐らく起こるだろう…
とにかく様々なパターンを想定して、
そのような事態に陥った時には別の行動計画を既に用意してあるのだ。
予定とは違った事態に陥った場合のマイケルはとにかく冷静沈着だ。
僕とは全然違う。
他の手を既に用意してあるからだ。慌てる必要も無い。
どこまで想定しているんだ?と突っ込みたくなるほどあらゆる手段を用意している。
確かに僕は「失敗」を最初から考えないようにしている節がある。
失敗を考えると失敗に引き込まれてしまうような気がするから。
成功だけを強烈にイメージして、そこへ突き進もうとする手段である。
このような成功哲学に近いモノの考え方は好きだし信じてきた。
今までもそのようにしてきた。
当然経営者には必要な考えだと思ってきた。
必要ではあるんだと思う。
しかし会社を経営して社員を抱えている以上、
それだけではダメなんだと言う事も今までに既に学んだ。
つまり会社と言う組織を引っ張っていくには
目標を定め突き進むだけではなく、もしもの想定範囲を広げて先手を打っておく必要があるのだ。
この事については今までの経営経験で学んできたのだが
プリズン・ブレイクのマイケルにはここまでやる必要があるのかも、
と思い知らされる事となった。
つまり成功の姿を強烈にイメージするためには
「思い込み」だけが必要と間違った認識をしていたようだ。
そうではない。
目標達成のイメージを妨げる邪魔な要素を想定や計画で払拭して
そうして初めて強烈で現実的な目標達成のイメージが可能となるんだ。
目標達成のためには目標を達成できる様々な用意が必要なんだ。
彼に学んだ事は他にもある。不思議に思う事もある。
数人の仲間を引き込み、チームを牽引する立場の彼は
とにかく細かい指示を出さない。
その姿は不思議である。
大きな「脱獄」という目標はしっかり皆へ伝え、
その脱獄するイメージをしっかりと皆の中で共有する。
しかし、目標達成のために必要な細かい作業の趣旨は語ろうとしないのだ。
説明すらしない時もある。
「脱獄をするためにこの作業をしろ」と。
その作業が脱獄へどうつながるのかメンバーは分からないまま
黙々とその作業を続けるのだ。
当然メンバーはマイケルに対して時折不信感を抱く。
そしてマイケルは言う「オレを信じろ」と。
これは経営者やチームを牽引するリーダーにとって学ぶべき点はいくつかあると思う。
説明や作業の趣旨を語らないのはどうかと思うが。
大きな目標を常にみんなで共有するのは非常に大事な事だ。
そして何よりもメンバーを「オレを信じろ」と一言で口説けるパワーと信念も必要だ。
何よりも自分自身が目標を達成できる姿を強烈にイメージし、
目標達成を邪魔するものを計画や想いで完全に払拭し、
そして自分自身で絶対の自信を持つ。
その姿がメンバーからの信頼に変わり、
メンバーとともに目標を共有しながら全員で突き進んでいく
そんな姿が経営者として求められる姿なのだと思う。
好かれるだけの経営者ではダメだ。
まずは自分が信念を持たねば!
ドラマごときで、と思っていたけど
いやいや学ぶべき事は世の中にたくさん潜んでいるんですね。




